Story Protocol、2023年5月17日に2,930万米ドルの資金調達を実施

業界筋によると、Story Protocolは2023年5月17日に2,930万米ドルの資金調達を完了しました。今回のラウンドには、Andreessen Horowitz、Hashed、dao5、Samsung Next、Foresight Ventures、Mirana Ventures、Berggruen Holdings、SLVC、Two Small Venturesが出資しています。これにより、Story Protocolの累計調達額は1億3,430万米ドルとなりました。Story Protocolは、Web3技術を活用し、ナラティブ領域のコンテンツ創作を変革することを目指しています。本プロジェクトは、知的財産の創出・管理・ライセンスに関するオンチェーンの枠組みを確立し、創造的資産の再構成や組み合わせを可能にするモジュラー型「ストーリー・レゴ」エコシステムの構築を志向しています。同プラットフォームは、知的財産開発の全ライフサイクル管理を効率化する仕組みを提供しており、来歴追跡、シームレスなライセンス管理、収益分配機能を備えています。開発ロードマップによれば、Story Protocolは2024年8月にテストネットをローンチし、同月にシリーズBラウンドで8,000万米ドルの資金調達を達成しました。これは投資家からの継続的な信頼を示しています。特筆すべき点として、本プロトコルは複数の主要取引所から支援を受けており、IPトークンの発行も計画されています。公開されたトークノミクスによれば、トークン割り当ての58.4%がコミュニティインセンティブに充てられており、コミュニティ開発と分散型ガバナンスへの強いコミットメントがうかがえます。Story Protocolの革新的なアプローチは、執筆・視覚芸術・ゲーム・オーディオなど幅広いクリエイターに対し、自身の作品の来歴追跡や、他者による利用・二次創作時の価値還元を実現する新たな機会を提供します。このモデルは、クリエイティブ産業全体の進化に大きな影響を与えるものと期待されています。