規制の世界でとんでもないことが起きました。

米国デリバティブ監督当局が先月、ひっそりとパイロットプログラムを開始しました――正確には12月8日です――そしてこれは、トークン化された担保を従来の先物システムに導入することに関するものです。そう、読み間違いではありません。本物のデジタル資産が、レガシーなクリアリングハウスで担保として使われるのです。

これはよくある「ブロックチェーンを検討中です」といったPRの曖昧な話ではありません。これは、CFTCが規制する既存インフラ内で市場参加者がトークン化された金融商品をどのように扱えるかをテストできる実際の枠組みです。ステーブルコインやトークン化された米国債、さらには他のオンチェーン資産がデリバティブポジションの裏付けになる可能性すらあります。

なぜこれが重要なのでしょうか？それは、規制された市場でトークン化担保の扉が開かれれば、オンチェーンファイナンス全体の前提が機関投資家レベルで事実上認められることになるからです。もはや周縁的なものではなく、インフラそのものです。

本格的な導入はもはや遠い夢ではありません。リアルタイムで、1つ1つのパイロットプログラムを通じて進行しているのです。