大手取引所のCEOが大胆な発言をしました。「もう守りではない」と。コンプライアンス重視のプラットフォームを率いるブライアン・アームストロングは、生き残りのフェーズは終わり、これからは本格的な加速モードに突入すると考えています。

彼の主張はこうです。米国の規制環境が一変し、政策の風向きがついに暗号資産に有利になった。予測市場が爆発的に成長し、業界全体の雰囲気も「生き残れるか？」から「どれだけ速くスケールできるか？」に変わったというのです。

これは単なる楽観論ではありません。実際に目に見える変化が起きています。より明確なルールが整い、機関投資家が参入しやすくなり、イノベーションもアンダーグラウンドから主流の議論へと移っています。黄金時代の物語は、価格の高騰や一時的なブームではなく、インフラの成熟が臨界点に到達しつつあることを意味します。

アメリカが攻勢に出るということは、曖昧さを排除し規制の明確化が進み、ビルダーたちが訴訟ではなくリソースを得られ、伝統的な金融業界も「この流れはもう止められない」と認め始めているということです。強気であれ懐疑的であれ、一つだけはっきりしているのは――議論の内容そのものが根本的に変わった、ということです。