Crypto.comと21Sharesが提携、CRO価格の見通し

• Crypto.comと21Sharesが提携し、Cronosをサポートします。
• このパートナーシップは、規制された投資ビークルを導入し、Cronos (CRO)の価格上昇を後押しする可能性があります。
• CROの価格は2025年12月9日に$0.10付近で推移しました。

Cronos (CRO)トークンは、Crypto.comと21Sharesの戦略的提携により、さらなる注目を集める態勢が整っています。

CRO価格は火曜日に$0.10を上回って推移し、市場はFRBの金利決定を警戒していました。

また、この提携によりCronosブロックチェーンへのアクセスが民主化されることで、CROの見通しには新たな強気材料が加わる可能性があります。

Crypto.comが21Sharesと提携、CROを推進

詳細によると、Crypto.comと21Sharesの協業は、伝統的金融とブロックチェーンイノベーションの橋渡しとして重要な一歩となります。

両社の発表によれば、CROへの機関投資家向けエクスポージャーを提供する新たな投資商品に注力しています。

これには、専用のCROプライベートトラストや上場投資信託 (ETF)などが含まれ、投資家がCronosネットワークに参加するための透明で規制された手段を提供することを目的としています。

これらの資産へのアクセスを一般化することで、より幅広い機関投資家および個人投資家層の参入を促し、エコシステム内の流動性と採用拡大を目指しています。

「Crypto.comと提携し、革新的かつ透明性の高い投資商品を通じて、投資家のCronosエコシステムへのアクセス拡大に貢献できることを誇りに思います」と、グローバル事業開発責任者Federico Brokate氏は述べています。「Crypto.comとCronosはいずれもスケーラブルかつ相互運用可能なブロックチェーンソリューションの道を切り開いており、この協業は最も関連性の高い暗号資産への機関投資家向け規制エクスポージャーの提供に対する我々のコミットメントを強化します。」

同様の見解として、Crypto.com社長兼COOのEric Anziani氏は、業界全体の目標との整合性を強調しました：

「トレーダーが暗号資産と関わる方法を増やすことは、暗号資産の一般化をさらに推進するという私たちのビジョンの中核です。Crypto.comは長年Cronosブロックチェーンを支援し、貢献してきました。21Sharesと提携し、より多くの投資家がCROの将来に参加できるようになることを楽しみにしています。」

この提携はCronos価格にどんな影響があるか？

Crypto.comは過去数ヶ月、Trump Media Groupとの$6.4億ドル規模のCronosトレジャリー契約をはじめ、いくつかの重要なマイルストーンを達成しています。

また、Cronosチェーンを支援する他の取り組みに加え、今回の提携はトークンの知名度向上以上の効果をもたらします。

CROをDeFiレンディングやステーキングなど、クロスチェーン活動のトップ資産として位置付けます。

Crypto.comの膨大なユーザーベースと21Sharesの市場での影響力により、Cronosはオンチェーン活動の加速が期待できます。結果として、トークンへの価値流入の増加が見込まれます。

直近の市場の弱含みにもかかわらず、Cronosトークンは堅調な価格推移を示しています。

最近の取引では、CROは$0.11を上回って推移しました。月曜日にビットコインや主要コインが下落した際も、このアルトコインは$0.10水準で顕著なサポートを見せました。

トークンの強気な底堅さの要因として、広範な市場の追い風が挙げられます。

また、プライベートトラストやETF商品の開始、ステーブルコインの採用、レンディング、実世界資産 (RWA) のトークン化を巡るコラボレーションなども材料です。

テクニカルな観点からは、CROが$0.12水準を明確に上抜けて終値をつける必要があります。

これが実現すれば、強気派は$0.20到達を目指すでしょう。一方で、$0.09への下落となれば弱気派による新たな売り圧力が生じる可能性があります。

本記事「Crypto.comと21Sharesの提携によるCRO価格の見通し」はCoinJournalにて最初に掲載されました。