12月利下げ25ベーシスポイント？表面的な数字だけを見るな。

パウエルはハト派のシグナルを出す一方で、来年の利下げ期待にはブレーキをかけている——「年間せいぜい2回」？この言い回し自体が罠だ。さらに致命的なのは、日本銀行が19日に突如利上げして0.75%にしたこと。低金利の円を使ったアービトラージで仮想通貨を買っていた資金が一瞬で強制決済され、BTCが1日で8%暴落したのも偶然ではない。

さらにタイミングを見てみると、クリスマス休暇で流動性がもともと極薄のところに、こうした売り圧力が加わるとパニックを引き起こしやすい。マイクロストラテジーの事例がまさにそれだ——大手投資銀行がまずリスク警告を出して空売りを煽り、その後自分でショートポジションを仕掛けて株価を叩き、MSTR株価は一気に60%暴落した。

取引所はどうか？口では「信念」と言いながら、裏では必死に売り抜けている。BTCが8.4万を割り、ETHが2700まで下落した時点で、大口はとっくに利確して撤退し、高値掴みの個人投資家だけが取り残された。

これからどうすべきか？月中までにレバレッジを必ずコントロールし、3倍以内が最も安全。損切りラインはコスト価格から15%下に設定。クリスマス相場の反転など期待しないこと。今年は流動性の真空状態になる可能性が高い。

BTCが8.3万を守れなければ、次のサポートは7.5万。ETHは2680-2720のレンジでリバウンドを狙えるが、重いポジションは避けるべき。

はっきり言うと、今回の下落はテクニカル調整ではなく、システミックな刈り取りだ。レバレッジバブルを完全に吹き飛ばし、マイクロストラテジーのような明らかなロング勢を潰さない限り、ウォール街は手を緩めない。

損失を出している人はまず元本を守ること。巻き返したいなら、まずは生き残ることだ。