印象に残っている「やり手」の話を一つ——業界に入ったばかりの頃に知り合ったトレードのベテラン兄貴。

当時はよくコミュニティで経験を語り合っていたが、彼のやり方はいまでも鮮明に覚えている。10万の元本からスタートし、中長期のポジション構築＋ヘッジ手法で、最終的に110万の利益を出してきっちり引退。まさに「稼いだら消える」タイプで、この界隈にはもう戻ってきていない。

日々ポジションを叫んだり自慢したりするタイプじゃなく、しっかりとした戦略体系を持っていた人。メインのポジションはETHのスイングで、同時にデリバティブでリスクヘッジ。流行り物に飛びついたり、オールインしたりせず、着実に利益を持ち帰った。

これこそが本当の「儲けたら即引退」——欲張らず、執着せず、目標達成したらすぐ手を引く。今の相場でここまで徹底できる人は、本当に少ない。