25歳の年に暗号通貨の世界に足を踏み入れ、35歳でアカウントの数字が初めて8桁に到達——画面を見つめる数秒間、システムのバグかと思ったほどだ。

今出張中で、五つ星ホテルに一泊2,100円の予約も気軽にできる。スーツケースにはいくつかのcrypto要素のステッカーを貼っているし、空港の待合室でたまに同行者に会うこともある。視線を交わすだけで通じ合える、その暗黙の了解感はなかなか不思議だ。

家の伝統的なビジネスをしている年長者たちと比べると、俺の道はかなり気楽だ。在庫の積み増しもなく、物流を毎日気にする必要もないし、顧客の半年も未払いのままのトラブルもない。もちろん、その代償としてアカウント数字がジェットコースターのように変動する習慣をつける必要がある。

多くの人が俺にどうやって遊んでいるのかと聞くが、正直に言えば、心構えの方が技術よりずっと重要だ。これまでに見つけた非公式のルールをいくつか紹介しよう：

BTCは市場全体の感情スイッチだ。上昇しているときは、他のアルトコインも大体一緒に上がる；下落するときは、小さなコインはほぼ全て巻き込まれる。ETHは時折独立した動きを見せるが、山寨コインが大盤に逆らおうとするのはほぼ無理だ。

BTCとUSDTは天秤のようなものだ——USDTのプレミアムが高くなったら注意し、BTCが急上昇しているときは利益確定を忘れずに。

深夜0時から1時の間は極端な相場になりやすい。寝る前に注文を出しておけば掘り出し物を見つけることもできる。朝6時から8時の動きは、その日の相場の全体的なトーンを決めることが多いので、何度も見返す価値がある。

前半夜に下落し、後半夜も続落？こういうときに追加で買えば、その日の反発の確率は高い。逆に、前半夜に上昇し、後半夜も上昇し続けているなら、撤退すべきだ。欲張らないことが肝心。

午後5時頃にアメリカの資金が入り始めると、相場の変動は通常拡大し、チャンスとリスクが集中する。

"ブラックフライデー"だからと慌てず、情報面をよく見てから判断し、ローソク足だけを見て無謀な操作をしないこと。

空気みたいなプロジェクトでなければ、実取引量のあるコインが下落しても慌てて損切りしなくていい。数日、長くて一ヶ月もすれば、ほぼ確実に戻る可能性が高い。余裕資金があれば少しずつ買い増しし、なければ我慢して持ち続ける。忍耐力は意外と技術よりも役立つ。

一番満足したのは0.085BTCで買ったドッグコインで、20倍以上になったときに売ったことだ。最後になって気づくのは、仮想通貨の投資は結局、「耐えられるかどうか」が勝負だということだ。