最近圈内はあちこちで噂されています。日本は12月19日に利上げを行う予定で、多くの資金が引き揚げられるとのことです。今回大きな動きがあると。耳にするたびに少し不安になってしまいます。でもよく考えてみると、これほど深刻なことなのでしょうか？

まずは日本の利上げの実情を見てみましょう。実は2024年から日本銀行は利上げのプロセスを開始しており、以前のマイナス金利から徐々に0.5％まで引き上げてきました。ここ2年で何度も何度も利上げを行っています。もし資金が本当に利上げに敏感であれば、この2年の間に次々と逃げ出していたはずです。なぜ今になってみんなが知っているこの日に一斉に動き出す必要があるのでしょうか？その論理には無理があります。

もう一つ重要なデータがあります。たとえ本当に資金が流出したとしても、その規模は約2兆円程度と見積もられています。これは世界の金融システムの中のちっぽけな池の一滴のようなものであり、その程度の規模であれば、大海に石を投げ入れるようなもので、水しぶきすら立たず、市場に大きな揺れを引き起こすこともありません。

暗号資産（仮想通貨）に関わる最大の落とし穴は、風の噂を鵜呑みにしてしまうことです。市場の変動は本来大きいものであり、その上にこのような未確認の噂に振り回されると、操作を誤りやすくなり、逆に損失を出すことになります。だからこそ重要なのは、情報に対して警戒心を持ち、なぜそうなるのかいくつも疑問を持ち、冷静に分析することです。感情に流されずに冷静に判断できれば、この市場で長く生き残り、真のチャンスを掴むことができるのです。