ウェッジパターンは、価格の値動きが徐々に狭まっていくことで形成されます。高値同士、安値同士を結ぶことで、同方向に収束する2本のトレンドラインが描かれます。その形状がくさびに似ているため、ウェッジパターンと呼ばれます。
ウェッジには「上昇ウェッジ」と「下降ウェッジ」の2種類があります。


幾何学的には、ウェッジも三角形の一種ですが、通常の三角形とは異なり、ウェッジの2本のトレンドラインは同じ方向に傾きます。どちらも上向き、またはどちらも下向きです。
上側のトレンドラインを突破すると、強気の展開となり、エントリーやロングポジションの検討材料となります。
下側のトレンドラインを割り込むと、弱気の展開となり、エグジットやショートポジションの検討材料となります。
価格が上側のトレンドラインを突破した場合、強気転換となり、エントリーやロングポジションが有効となります。

価格が下側のトレンドラインを割り込んだ場合、弱気転換となり、エグジットやショートポジションが有効となります。

上昇ウェッジ

上図は、Gate FuturesのBTCUSDT日足チャート(2020年6月1日~11月1日)です。力強い上昇後、BTCはもみ合いに入り、上昇ウェッジが形成されました。その後、価格が$11,000とウェッジの上側トレンドラインを突破し、新たな上昇局面に入り、最終的には$20,000を超え、107%の上昇となりました。
下降ウェッジ

上図は、Gate FuturesのBTCUSDT日足チャート(2022年5月5日~6月18日)です。急落後、BTCはもみ合いに入り、下降ウェッジが形成されました。価格が下側トレンドライン$29,500を割り込むと、新たな下落トレンドが始まり、$17,800付近まで下落し、42%の値下がりとなりました。
実際のトレードでは、ウェッジ・フラッグ・トライアングルの攻略法は共通しています。特に出来高を伴う上側トレンドラインのブレイクアウトは強気でロング戦略に、下側トレンドラインのブレイクダウンはショート戦略やポジション解消に有効です。
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本記事は参考情報です。Gateが提供する情報は投資助言ではなく、投資判断についてGateは一切責任を負いません。テクニカル分析、市場判断、取引戦略、トレーダーの見解には、リスクや投資の変動、不確実性が伴います。本記事の内容は利益を保証したり、リスクフリーの機会を示唆するものではありません。